いつもお話している通り熱中症は高温障がいの一つですが
熱中症、熱射病になる手前の熱疲労というものがあります。
症状としては便秘、下痢、吐き気、口渇、
めまい、頭痛、筋肉痛、失神、多量の発汗など
体内の血流も不足した状態になります。
熱中症のような40度を越す発熱もなく、
四肢も冷感があるのですが、それ以上悪くなると
一気に熱中症に移行します。
そうなる前に涼しい場所でスポーツ飲料を取る必要があります。
心配な場合は静脈による点滴がすすめられるようです。
この熱疲労は特にハードな運動、仕事をしているわけでなく
普段は健康な状態の若い人もよくなります。
買い物に出て日に当たったり、
通勤途中でも起こります。
ひどい頭痛で筋肉痛などを伴っていたらすぐに処置するべきですね。
熱疲労の場合、昼間に受けた熱が体にこもって
夜、涼しいところにいるときにも症状が出たりします。
首や脇に保冷剤などを当てたり、
スポーツ飲料をとったりを早めにして下さいね。
今年のような暑さの場合は
昼間の暑さが夜になってもなかなかとれません。
昼間の出かけるときにも脇や首に保冷剤を当てて
温度を下げながら動くと良いそうです。
残暑も厳しそうなので試してみたいと思います。